ここ数年の離婚者数が、年々増え続けていますね。この背景には何があるのでしょうか。
私の生まれた昭和39年から増え続けていますね。
背景としては、やはり昔に比べ女性が自立してきているということがあげられると思います。“家”に縛られないような生活スタイルになってきていますからね。以前は離婚したくてもできない状況で女性は我慢していたのではないでしょうかね。
今年4月から施行された年金分割制度などもやはり影響があるのでしょうか。
それもあると思います。昔よりはずっとよくなりましたが、離婚がネガティブなものではなく、人生の選択肢のひとつとして、そういう道もあるということが認められてきて、離婚がしやすくなったということだと思います。
今後も離婚の増加は続いていきそうでしょうか。
そもそも結婚が減っていますからね。なので、結婚という選択ではないパートナーシップであったり、家族の形態が変化していくのではないかと思います。離婚ばかりが増えてもそれはそれで問題ですからね(苦笑)。
増え続けている離婚者ですが、実際離婚前と離婚後ではどのような問題がありますか。
カウンセリングで圧倒的に多いのは、離婚することを悩んでいる、迷っているといった相談です。その時にお話しているのが、仕方がないから離婚する、相手のせいにして離婚するのではなく、離婚をしたほうが自分は絶対に幸せになれるという確信をもつということです。そうでないと、離婚しても幸せになれません。本当の自分の意思・願望にたどり着くまでにとても時間がかかると思います。
離婚した後は・・・やはり日本ではシングルマザーはまだまだ地位的に認められていないということですかね。働きやすくなった、離婚自体がそんなにネガティブに捉えられなくなったとはいいますが、まだまだ差別や偏見はあるし、日本は一人で子育てをしていける土壌ではないですからね。そういう意味では、前向きに選択しても、そんなに楽ではないということですかね。